たたみは、部屋に何枚の畳が敷き詰められているかで 、部屋の大きさ(床面積)を表す単位として使われることがあります。建物の間取り図などを見るとたたみ○畳と表示されています。


畳が敷かれていない部屋の場合であっても、(例:フローリングの間や土間)普通の畳の大きさを基準にして面積を計算し便宜的に「じょう」 と言う呼称にて床面積を表す場合がよくあります。*1坪は畳約2枚です

実際の畳の大きさには複数の基準寸法があるので、正確な面積を言い当てることはできません。

 

たたみは、日本で発展し利用されている伝統的な床材です。現代の畳は、芯材になる板状の畳床(たたみどこ)の表面を 、畳表(たたみおもて)や、防虫紙 などをくるんで作 ります。

 

縁(へり)には畳表(ござ)を止める為、畳縁(たたみべり)と呼ばれる帯状の布を縫い付け ることが普通でしたが、近年、縁のない畳が流行しつつあります。

 畳には縦横比が2:1になっている長方形の一畳サイズと、これを横半分にした正方形の半畳サイズの2種類があ ります。当初の大きさは、3尺×6尺(910mm×1820mm)を中心とした3種類のサイズが基本とな ります。

 通常は部屋の寸法に合わせて生産しますので、畳には無数にサイズが存在することになります。

 畳のサイズや部屋のサイズを、本間、京間団地間サイズなどの 呼び名で呼ぶことがありますが、現代住宅では異形の部屋が多いので、近年の部屋ではほとんどあてはまらないことが多 いようです。

 

 

畳表(たたみおもて)

い草または七島い草の茎を乾燥させて織ったもので、様々な織り方があ ります。
 
い草を緯糸(よこいと)、麻糸や綿糸を経糸(たていと)にして織り上げますが、ほとんどは一目の中に経糸を2本づつ織り込んだ諸目表(もろめおもて)と言われる織り方 にします。

 

縁無し畳には、一目に経糸を1本づつ織り込んだ目積表(めせきおもて)という織り方のものが利用されます。これにも麻糸や綿糸のものがあります。

畳表は畳床と同じく、現在では天然素材のものと、化学系の畳表があります。柔道畳のように表面に畳の目を型押ししたシート状の畳表もあります。
 

 

畳床(たたみどこ)

昭和50年頃までは、乾燥させた稲藁を何層にも積み上げ、圧縮して縫製する畳床が主流でした。これが藁床(わらどこ)です。

藁床は、稲作で脱穀した稲藁を有効に活用したもので、弾力性、断熱性、調湿作用や空気浄化作用をもたらしてくれます。

畳床は西日本では厚さ5cm程度(東日本では5.5cm)の板状に加工するのが普通です。

近年では、重い、ダニ等が繁殖しやすい、カビが生えるなどの理由から新素材が利用されることが多くなりました。木材のチップから作られたインシュレーションボードや発泡ポリスチレンを組み合わせて縫製して床として利用します

通常これらをひっくるめて化学床(かがくとこ)と呼 びます。今では藁床よりも数段安価です。

積層に何をいれるかで、洗える畳や床暖房用の畳にも使えます。

 

畳縁(たたみべり)

一般的な畳は、長手方向には畳表を巻き付けて裏側で畳床に縫い付け、横方向は畳床の幅に合わせて畳表を切り 、畳縁を縫いつけ、切り口を覆います。

畳床を畳表で包むときに、縦方向と横方向に折り曲げて止めると縁無し畳となります。

一般的な畳表(諸目表)を、横方向に巻き付けようとしても曲がりづらいので、目積表(めせきおもて)が一般的に利用されます。

畳縁は、色や柄で部屋の雰囲気が変わるので、いろいろなタイプが用意されています。昔は、身分等によって利用できる畳縁 がありました。

畳の寸法  

寸法表

日本家屋の一部は3尺×6尺(半間×1間、910mm×1820mm)という寸法が全ての基本となって いました。

これを尺間法といい畳ではこの単位を基本としています。

2:1の縦横比で3種類の規格が存在します。

  • 京間(きょうま)、本間(ほんま)、本間間(ほんけんま)
    • 3尺1寸5分×6尺3寸(955mm×1910mm)のサイズ。
      主に関西・中国・四国・九州で使用されています。
       
  • 中京間(ちゅうきょうま)、三六間(さぶろくま)
    • 3尺×6尺(910mm×1820mm)のサイズ。
      主に愛知・岐阜・三重県の中京地方や福島・山形・岩手の東北地方の一部、および北陸地方の一部。
       
  • 江戸間(えどま)、関東間(かんとうま)、五八間(ごはちま)
    • 2尺9寸×5尺8寸(880mm×1760mm)のサイズ。
      関東、東北、北海道など東日本の大部分の地域で使用されており、現在では全国的な標準規格に なっている。
       
  • 団地間(だんちま)、公団サイズ(こうだん―)、五六間(ごろくま)
    • 2尺8寸×5尺6寸(850mm×1700mm)のサイズ。
      専用の材料は無いので江戸間の材料を流用する。
       
  • その他
    • 六一間 - (3尺5分×6尺1寸、925mm×1850mm)近畿・中国・九州地方の一部で利用されている。 これを本間と呼ぶ施工者がいるので注意
    • メーターモジュール1000mm×2000mm
      住宅メーカーが採用することがある。一般の天然い草の畳表は長さがギリギリで、端部の品質は落ち気味になる。
    • 鉄筋、鉄骨のたてものでは、自由に部屋の大きさが作れるため、規格外のモノも多い。

       

畳の寸法の実態

 畳のサイズは、一般的な概念としては上記で問題ないのですが、規格という言葉が当てはまるモノでもありません。

 畳のサイズに違いが出たのは、もともと一間(いっけん)という、税金の概念が出始めた時代の影響です。 秀吉の時代に柱の外から外までを一間と定めたものの、江戸時代には柱の内から内までを一間として、事実上の増税を行いました。その時代の建築では、この一間の検知棒を基準にして建物を造ったと考えられ、殆どの造作物が検知棒の長さを一つの単位とすることになったようです。これによって、畳もおおよその平均が出来**間といわれるサイズが多くなったようです。

 ただし現代・近代の建築では、畳をあらゆる大きさの部屋に合わせる必要から、基準器を使う必要が出来、その当時に使っていた尺定規をつかったものが6尺×3尺の名残として残りました。 尺貫法改正や、現代のハウスメーカーがメートル法を使い慣れるに従い、メーターモジュールの畳ができあがりました。

 製作基準としては、6尺×3尺未満であるか、2000mm×1000mm未満であるかの違いのみです。

 また、畳の製作は仕入れ床の基準から、3種類の大きさの床に合わせて割付をすることになります。

 


[畳は室内の空気をきれいにします] い草の機能性

「空気が汚れている都会にこそ便利な機能です。」

こんなに便利な物が昔からあったのに、なぜ洋間にしちゃうのかなぁ 

(?_?) (?_?) (?_?) (?_?)

 畳には、大気汚染の元凶であり人間の健康に悪い影響を与える二酸化窒素を吸着し、一酸化窒素に還元して室内の空気を浄化する機能があります。

 時々畳屋さんのチラシに「畳は二酸化炭素を分解します」と出ていますが、あれは二酸化窒素の誤りです。畳屋さんか印刷屋さんの間違いまたは思い込みです。


畳の二酸化窒素収着能力(室温20℃)
 

<畳新聞社>

 

「ダイケン「健やか君」の調湿機能」

ワラ床でもないのに、
かなりの調湿が見込めます。


トップページヘリ無し置き畳



Copyright(C)2000-2014置き畳ドットコム  All rights reserved.